ごじゅういち

最近、現実の世界より
夢の中の世界の方が断然楽しいことに気がついた。

なんだよ、それ。って思うよね！
ね！思うよね！

けれども、楽しいんだ。

現実も楽しいことはいっぱいある。
でも、現実（ここ）は
何かにいつも追い立てられてる感がすごいある。
（ねぇ、「現実」って書いて「ここ」と読ませるって、
　歌手の曲の歌詞みたいだね。「本気」で「マジ」みたいなさ。）

夢の中は、目の前で起こる問題で精一杯で、
それをどうにかしようとあたふたしていればいい。
その中でも面白いことがあったりして。
ご飯も食べた気になるし、
トイレにも駆け込むし、
上手くいけば空飛べるし、
昔チョークも食べられたし、
舘ひろしにだって抱かれたりするのだ。
（別に希望していない。良い思い出として胸に。）
まぁいろいろできるわけなのさ。

でも、怖い夢もよく見たりするから注意。
その時は、すぐに物陰に隠れて、
一生懸命現実に戻ってこようと目を開ける。
すごい重いまぶたをなんとかこじ開ける。
そうすると、現実に戻って来られる。
その後はとても疲れていて。

最近は怖い夢を見ていないから、
現実より夢の方が楽しいのかな。

怖い夢ばっかり見るようになったらいいのに。
そしたら、夢の世界が大嫌いになって、
現実の世界が楽しく感じるようになる。
毎日、活き活き生きていられる。
いいね！

でも、そうすると、
怖い夢見るのが嫌で、
眠るのが怖くなって、眠らなくなる。
不健康人間になってしまうじゃないか。

それもそれで困るな。

怖い夢は獏さんに食べてもらおう。
獏さん、デリバリー制。
怖い夢だと気がついた瞬間、夢食いセンターに電話。
そして、獏さんを派遣してもらう。
いいな、それ。
新しいビジネスだよ。立派なビジネスだ。

獏さんビジネスは置いておいて、
現実の世界も、夢の世界も
どちらも楽しめるように
ちょうど良い感じに調整してくれたらいいのに、誰かが。