ろくじゅう

あのね、ずっと、ずーっと
日記を書くのさぼってたのね。
どうしても書く気になれなかったから。

それで、この前久しぶりに「書こう！」と思って、
結構時間かけて書いたんだ。

「書き終わった！」
そして、記事を投稿するボタンを押したら、
「現在、混雑しています。あと少し待ってから、もう一度試してみてね！」
みたいな言葉が書かれた画面が出てきて、
焦った。
どうもしようがなくて「戻る」ボタンを押した。
案の定、今まで書いた文章全部、初めからないものにされてた。

文章を練る自分の姿…
ミスタイプをする自分に苦笑いしたあの時…
書き終わった時の達成感に満ちた自分の表情…

これら全ての映像が、私の頭を駆け巡った。
虚しかった。
こんな結果じゃ、あの一瞬、一瞬の自分が成仏できないよ。
一応、頑張った自分へ
お疲れ様という気持ちと、「はい、終了。」という気持ちを込めて
想像の中で「チーン」と仏壇にあるタイプの鈴を鳴らしといた。
そんなお手軽な方法で、虚しさを処理してみました☆
ちなみに、「甘いクリームをふんわりデニッシュに包んでみました☆」
みたいな「～～しちゃいました☆」みたいなノリ、私、嫌い。

まぁ、文章が消えるなんざぁ、よくあることか。

消えるの嫌ならノートに書けばいい話なんだからさ。

さて、私のお話は終わり。
投稿ボタンを押すとするか。

おっと、また消えちゃうかも。
もうさすがに私、学習したんだから！
大丈夫、大丈夫！

だいじょぶ…だよね？
（不安な気持ちの中、私の頭の中では、
　「だいじょぶだ～」とカメラに向かって言う志村けんの姿がちらついております。）

ごじゅうきゅう

NEW　一昨日くらいから風邪を引いています。

私の体調の最新情報だよ。情報、更新されたよ。
今回の風邪は
喉ばかりを集中的に攻撃してくるタイプの菌みたい。
喉痛いし、咳が出ます。

今日はマスクのお話。

今朝から、
やさしいガーゼのマスクをしているのだけれども、
なんかゴムが緩くて、鼻はもちろん上唇まで丸出し。
咳をするごとに、だらしなく下へずれる。
マスクが顔に斜めに張り付いてる。
そんなのおかしいよ。

だから、ゴムを付け替えようと思う。
裁縫箱を取り出して丸ゴムを探したら、黒しかなかった。
黒…くろ…
マスクのゴム、新しいのに付け替えたいけど、
緩い今のままで我慢してたほうがいいかな。

だって、黒のゴムに付け替えたら
真っ白で清潔なマスクのイメージを壊してしまうよ。
マスクのイメージを壊した張本人として
私はみんなから睨まれたり、話しかけても無視とかされるよ、きっと。

そう悩んでいたら、
母が来て片方のゴムを白から黒へと付け替えた。
その時、私は｢もう、いいや｣と開き直って、
もう一方のゴムを付け替えた。

鏡の前に立つ。
白いやさしいガーゼのマスクが
黒のゴムに付け替えたことで、ちょっとかっこよくなっていた。
そして、きちんと私の顔にお行儀良く張り付いている。
上唇は見えていない。
ゴムを付け替えたことで、
ちょっとだけ、前に進めた気がした。

 

ごじゅうはち

久しぶりすぎて、なにを書いていいのか分からない。
おうちを聞いても分からない。
名前を聞いても分からない。

そんなんじゃ、
いぬのおまわりさんも呆れ果てるよね。
｢もうお手上げだ｣って前足をあげるよ。

まぁ、なんだかんだで
ぬくもりなんかいらないよ、今の私は。
温かいお茶だけが
今の私の心に沁みるのです。


 

ごじゅうしち

明けて１週間。
あけましておめでとうございます。

明けて１週間。
今日は七草粥を食べました。

これで無病息災間違いなしだぜ。

あ、今思い出したけれど、
母によると今年は七草揃わなかったそうで、
必死で集めてトータル五草だったみたい。
五草粥か。
じゃあ、完全な無病息災は期待できないのね。
五草は七草の時より、効果何割減しちゃうの？

分かんないから、とりあえず
自己管理ばんざい！


今、結構切羽詰ってるから
新年明けて一発目の日記は
こんな感じで終わろうと思います！

一発目なんだから力入れて書けよ。ってね。

ごじゅうろく

随分前の話になるのだが、
と言っても今年の秋か冬だよ。
その日、学校に行こうと家を出た。
すると家から一番近くの溝に
ＢＭＷのマークが落ちていたのだ。
そんなにまじまじとは見なかったが、
確かにＢＭＷマークのシールが落ちていたのだ。
そんなすごいシールがこの世にあるのか、とは
思ったがあまり気に留めず
私はバス停に向かい学校に行った。

今考えれば、ＢＭＷのシールって、
シールの中でもかなり高級で貴重なものではないのか。
ビックリマンチョコのシールよりもすごい。
ノートとかに貼りたいな。あ、ださいか。

それで、今日は祖母が私の家に泊まっていて、
午前中に帰るということだったので、
玄関先まで祖母を兄と私で見送った。

そして、ふと気がついたのだ。

私の家の真正面に建っている家の駐車場。
つまり、永ちゃんファンの家の駐車場だ。
そこはいつも３台の車が停まっているのだが、
今日は１台だけ。
その車はいつも乗らずに、趣味で置いてあるだけの車。
たまにエンジンをかけてふかす。その音がいつもうるさいのよ。
そして、その車の先端を見ると、いつもあるＢＭＷのマークがない。
もうどこの車か全然分からない。
高級車の威厳もない。
いつもならＢＭＷのマークがあるのに、
今は丸いシルバーの土台があるだけ。
その土台は心細そうに、車の一番先端にひっそりと居るのだ。
突然居なくなってしまったＢＭＷのマークの帰りを待っている。

そうだったのか。

前に見た溝に落ちていたＢＭＷのマークは、
永ちゃんファンの車から落ちたものだったのだ。

溝に落ちて、多少丸まっていたＢＭＷマークよ。
弱い風に吹かれて、カサカサ動いていたＢＭＷマークよ。
君を失った車は悲しそうにしていたよ。
君も、車を失いただただ虚しいだけだね。

そして、そんなすごいマークがシールだったとは思いもしなかったよ。
すぐ剥がれるものだったなんて思いもよらなかったよ。
ＢＭＷシール工場に行ってみたいな。大量生産。

あの車に、今の状態のままで、
街を駆け抜けてもらいたいな。
マーク無しでもかっこいいんだ！って自信持ってよ。
ね！！



さぁさぁ、今年の日記はこれでおしまい。
みなさん、良いお年を。